自己紹介

古法研究室・jazbrushと申します。
１９８５年新潟大学教育学部書道科を卒業後、２０２１年３月まで千葉県高等学校教諭として勤務いたしました。

書道における 級や段、師範などの基準やレベルは団体ごとに様々で、全国共通の資格として信頼できないこと。誰もが知っている有名な書道展で行われていた公正とは呼べない審査の慣習。そういった世界とは一線を画し、純粋に書の道を究めたく在野を貫いてきました。

賞獲りレースの弊害から展覧会出品を極力行わない方針でしたが、全力を出し切る事でしか味わえない感動が、私たちを成長させる原動力になると感じ、高校生対象では国内最難関である書の甲子園への出品を部活動で奨励。
在職中に指導し書の甲子園に挑戦した生徒から、日本一である文部科学大臣賞受賞をはじめ、上位入賞、入選者が多数出ました。特筆すべきは、必ずしも全員が書道経験者ではない、ということです。

書道理解・上達の秘訣は、筆触（推し進めていく筆毛の手応え、紙との抵抗感）の獲得にあります。
それを初歩からきちんと学ぶかどうかで到達レベルが大きく違ってくることは生徒たちの成長が証明しています。
美文字なら他所でも学べます。
筆を使って紙面に線を彫る感覚の手ほどきをしていきますと、皆さんメキメキと上達します。
現場での指導経験から、私たちは書表現を通し生き生きとした生命力を開花させることが出来るのではないかと感じてきました。アスリートが神懸かったプレーをする時に言われる領域（ゾーン）に入る感覚は書道にも存在し、そこには高いレベルでの高揚感、生きている充実感があるように思います。

自己を解放し筆とひとつになる瞬間と、何ものにも縛られない生き生きとした境地を積み重ねていく道程を書の道（書道）と言うのではないでしょうか。

筆触や筆の理について教わる機会がなく、単に字形や紙面の収め方に終始するだけの書道を好きになれなかった、あるいは上達の実感が得られなかった、その様な方にこそ書道の魅力を知っていただけたらと思います。

筆触は指先の微細な感覚を通して私たちの脳を刺激しますから継続することで脳活にも役立つことが期待できます。さらに書表現は生涯学習としても最適ですから書道は私たち大人の世代にとって有効性が高いことを広く証してみたいと考えています。

学び直してみたい方、是非いらして下さい！
未経験であっても書道に興味のある方、大歓迎です！

スキル

趣味・習い事 ▸ 書道・そろばん